9月下旬、仕事が落ち着いたこともあり関西方面へ旅行に行きたいなと思っておりました。すると、友人のわたる氏から京都に旅行に行くので一緒にどうだ、と誘われました。京都はいつも混んでいて、落ち着いて京都滞在をしたことがなかったのでこれは良い機会だということで便乗いたしました。
さて、まず旅行前にあらかじめ乗車券類の手配をしたわけですが、やっぱり普通に買うんじゃつまらない。
そこで、前々から気になっていた分倍河原案件に手を出すことにしました。

京王が定期券窓口で乗車券発売業務を受託しており、当日発券で101キロ以上、JR完結といった条件があります。
今回の旅行では、まず京都へ行き、1泊したのち敦賀港から新日本海フェリーで苫小牧へ出て、飛行機で帰京するという計画を立てていました。行きは新幹線で京都へ、敦賀へは京都からサンダーバードで向かう予定なので、山科から分岐して琵琶湖を回っていくという経路にしました。
京王の係員も営業規則を熟知しており、約10分程度で発券していただきました。この常備券で新幹線や特急に乗るというのも、これまたオツなもので...

京都に着き、まずは腹ごしらえ。京都市内のとある店であんみつを頂きます。やっぱりお茶が合いますよね('ω')

甘味補給のあとは、京阪で出町柳へ。ここからは叡電に乗ります。ちなみに右上のLCDディスプレイは、エクセルのマクロで動いているらしいですよ。簡単にデータの書き換えもできるし、これは良い。(*´ω`*)

叡電は旬のアニメ作品とよくコラボしています。このときは、ちょうど「NEWGAME!」とのタイアップ中。ちなみに、私も「けいおん!」にハマっていた時は作中に登場した修学院駅をよく訪れたものです。

ロゴは京阪。よくできています。

数十分ほどで叡山本線の終点、八瀬比叡山口駅に到着。隣のホームには、日本酒を楽しむ団体臨電が止まっていました。それにしても、近年電車でビール等を楽しむイベントが増えてきましたよね。非日常を味わえるのもあって、結構収益は良いのでしょうか。

ここからは京都バスで大原三千院へ。見学に没頭していて撮ったのはこの一枚だけ。お抹茶とお菓子を頂きながら、しばし休息。抹茶を飲めるところって他にもありますよね。金沢兼六園もなかなか良かったです。

三千院から再びバスで八瀬比叡山口駅へ戻ってきました。それにしても、そのまま戻るのは面白くない。そういえば比叡山を超えればJRや京阪石山坂本線があるはずだ。ということで、大雨のなか山を越える決心をしました。八瀬比叡山口駅から徒歩3分くらいでケーブル八瀬駅に到着。

出札の方にもう夕方だが比叡山を越えられるか尋ねたら、まだ大丈夫とのこと。安心して乗車券を購入しました。ここは京福なんですね。福井鉄道部が無くなってから、嵐電の名前を推しているせいか京福電気鉄道という名前を聞く機会は減ったように感じます。

猫さん。住み着いているのでしょうか。

ケーブル車内。大雨のせいか時間のせいか、乗客は私と友人の二人だけでした。

たとえケーブルカーといえど鉄道です。確認喚呼は大事ですね!!!

登っていくにつれて靄がかかってきました。この後、ケーブルカーからロープウェイに乗り換えるのですが時間がないとアナウンスされ、早く乗れと急かされロープウェイに乗り換えました...。

ロープウェイ車内。「絶対安全」という言葉はあまり聞かない気がするのですごく新鮮です。


非常の場合の手順が書かれています。手旗を振ったりするのですね。運転取扱実施基準的には、手信号用旗になるのでしょうか。気になるところです。

こんなのもありました。これを引くとどうなるのでしょうか。ドアコックのような役割で、ドアを内側から開扉できるようになるとか...?

そしてこれが肝心の手旗。つい緑色旗もないかと探してしまいます。

そんなこんなで車内の設備を観察していたら、あっという間に山頂に到着しました。ここから少し歩いて、バスに乗ります。

比叡山山頂からバスで数分。「東塔」というバス停が次のケーブルカーの最寄りだということでここで下車、またもや駅まで歩きます。

「長さも景色も世界一・・・」。・・・のせいでなんか虚しさを感じてしまいます。ここら辺になると人の姿もちらほらと見かけます。

ここから再びケーブルカー。

こちらは結構乗っていました。このケーブルカーは珍しく途中駅があり、乗車前に降りたい旨を申告すると停車するシステムになっているそうです。この便では、誰も申告しなかったのか通過となりました。ところで、途中駅があるケーブルカーを箱根登山鉄道以外に知らないのですが他にもあるのでしょうか。

そんなこんなで到着。比叡山を無事越えてまいりました。

このケーブル線は蓄電池方式を採用していて、起終点で充電したのち走行しているようです。烏山線のACCUMことEV-E301系と同じイメージですね。倒木等によって架線が断線したりすることも無くなり、安定した運行を可能にしたというメリットもあるそうです。

江若バスで移動。スルッとKANSAIは使えないけど、全国相互利用ICカードは使えるという何とも言えない感じです。もっともスルKAN自体がまもなく終了するので、今更どうこういうことでもないですが。

京阪坂本駅に到着。このままバスに乗っていると、JR湖西線の比叡山坂本駅に連れていかれます。

こちらは鉄道むすめの石山ともかちゃん。デフォルメされた姿ですが、それにしても素晴らしい。あれですよ、TS東急編のPS2版とPSP版で鉄ちゃんのイラスト違うでしょ???あれと同じだよね???

ちはやふるラッピング。この路線もアニメ路線の開拓を積極的に推し進めていますよねえ。


浜大津に到着し、京津線に乗るっ!この時点では、とてもこのあと併用軌道を走り、トンネルを抜けて、急カーブを曲がり、山を登って、地下鉄として潜っていくなんて考えられませんよね。

三条京阪経由でおけいはん。ここでふと目的を思い出して、大阪方面へ。

京橋で下車、さて京阪京橋といえば...?

そう、フランクフルト!!! 各所で紹介されていて知名度も抜群。売店前にいると毎分1本くらいのペースで売れていきます。この存在自体は知っていたのですが、なかなか京阪京橋に立ち寄ることもなくやっとありつけることができました。
うんめぇにゃ~!!!!店先にはケチャップやマスタードの設備もなく、ただこのままかぶりつくわけですが素朴ながらうまい。京橋じゃなくても特に縁日とか行けば同じものが食べられそうですが、そうじゃないんですよね。京橋のホームで食べるからさらにうまいんですよね。いわゆる京橋補正とやら。

そのまま地下鉄に乗って、串カツを食べに行きました。つい何本も進んじゃいますね。この後京都のホテルに戻り、すぐさま寝ました。友人がワインバーに行きたいだ、京都の女の子ひっかけたいだ喚いていましたが。
2日目は近日。